音楽のカタチ
さて、テレビ朝日の「しくじり先生」という番組を先ほどまで見てましたー!
という方、見てませーんという方にも読んでいただけたらと。
TM ネットワークの木根尚登さんがゲストで出ていましたね。
僕もTMネットワーク好きで、オリジナルアルバムは一通り持っていますが、クセになるというか幻想的というか一度ハマると離れられない魅力がTMネットワークにはあるような気がします。
さて、その番組内で木根さんは
「デビューから30年間、ギターが弾けないのに弾けると嘘をついてきた」と告白。
びっくりした方も多いのではないでしょうか。
ただ、今から2年前に既に別の番組で同様の告白をしているので驚いてないよーという方もいるかと。
そして、もっと重要なのは、木根さんがギターが弾けないと大衆に向けて告白したことに対して、
「今さら、何を言ってるんだ~?」
という方の意見。
そうですよね。ギターやっている人からしたら木根さんがエアギター(弾くときは弾く)ということは周知の事実みたいなものですし(笑)
ちなみに、過去のLIVE動画や動画サイトにアップされている参考動画を何本か↓
(下に行くにつれて最近の動画になります)
結論 「多少は弾ける」
もともと、フォークソングが好きだったと各所で発言していますし、実際にフォークコンサートで弾いたりもしているので、アコギは弾けてエレキは多少弾けるみたいな感じなんでしょうか。
この記事を書いた本当の理由は、木根さんがエアギターでショックだったとか全然そういうのではなくてですね…
僕は、どちらかと言うと、エアギターや当てぶり肯定派です。
昔とは時代が違います。そして音楽を取り巻く状況ももちろん違います。
紅白歌合戦もちょっと前までは、ステージとは別室にオーケストラや演奏者がいて番組の時間や歌手に合わせてリアルタイムで演奏していたといいますが、現在は音源をバックで流しながら歌う歌手が大半を占めています。
普段やっている音楽番組も大半は音源。そして、当てぶり
そして、口パクです。
でも、それでいいと思うんです。
確かに、本当は生演奏がいいに決まってるし僕も生演奏が聞きたい。
でも、これらは音楽であると同時に
ショーでありエンターテイメントなのです。
決められた時間の中で限られた人間で最高のショーを届ける。そのためには、何かしらの犠牲を払わなくてはならない。それがお金なのか、時間なのか。それらが原因だとすれば生演奏だと準備に時間もお金もかかる。だから、そこをカットしよう。そして、他の部分でみんなに楽しんでもらおう。
そういう風に割り切るのもありなのかなと思います。
ただ、もう一度言いますが生演奏のほうが臨場感や一体感といったものは生まれるでしょう。それは間違いありません。そこには「ヒューマン 人間味」が出るから。
アイドルグループがTVで歌っているのを画面を通してみている人は、そのアイドルが口パクか口パクじゃないかはあまり大きな問題ではないのです。画面の向こうで一生懸命踊っている。そして、そのアイドルを自分はTVを通して見ている。
そこには、画面の向こうのアイドルと画面のこちら側の自分だけの空間があり、その空間で時を過ごすことに喜びや幸福感を感じるのです。
LIVEでも同じです。アーティストと同じ空間で同じ時を過ごすことにチケット代を払っているんだと。そして、普段は見れないアーティストのトークや歩き方、近づいてきたときの興奮などを味わうためのショーなのではないでしょうか。
昔、某アーティストも行っていましたが、極論を言えば音楽を聞くのなら家でコンポやイヤホンで聞いた方が、高音質で好きな曲が聞けてスキップもできていいですもんね(笑)
でも、やっぱり生演奏がいい。 かな(笑)
うまい下手関係なく、生演奏にしか出せない
「ヒューマン 人間味」もあると思うから。